大分レスQ学習館 公式ブログ
2023-10-27 17:00:00
同じ問題でも、解説のやり方が異なります。
例えば、中3生のAさんとB君に同じ問題を解かせ2人とも間違えたとしましょう。
Aさんには途中の式を書いて説明をした上で、
「ここからは自分で解いてみて」と指示をします。
指示されたAさんは自分で解いてみて正解をしたため、次の問題を指示しました。
一方のB君には、同じように途中の式を書いて説明をしますが、
彼にはほぼ最後まで解説をし、最後の最後を「自分で解いてみよう」と指示をして解かせました。
同じ問題であっても、指導方法は異なります。
Aさんの場合は計算力が身についているため、簡単なヒントだけで十分なのです。
ある意味解説をしながら、その表情などを見て確認をしているだけでもあります。
一方のB君は計算問題が苦手であり、
また問題を解く時間も長いため、解説する量を増やしました。
Aさんと同じ解説で終わってしまうと、
自力で問題を解けない可能性ではなく、
解けてもそれだけでかなりの時間がかかってしまうからです。
最後の方まで解説をし、解けた後に類似問題を再度解かせて確認をした方が時間もかかりませんし、何より理解度が違います。
(もちろん、Aさんも解けていなければ解説をします)
中3生は全員が通い放題プランで、ほぼ全員が塾がある日には授業に参加していますから、
数日たった後に類似問題を解かせて、
本当に理解しているかの確認、
再度覚え直すための復習も出来ます。
これは一例ですが、
「一人ひとりにあった指導」
と一言でいっても、なかなか難しいものなのです。